
写真@ 正常な視神経乳頭の眼底写真 |
Q:緑内障って、どんな病気?
A:主に眼圧という目の中に圧力が上がり視神経が障害され視野(見える範囲)が狭くなる病気です。
ただし眼圧が高くない場合でも視神経が障害されるタイプの緑内障もあります。写真@が眼底という
眼球の底を写したもので中央部のやや白い丸いものは視神経乳頭といい網膜の神経繊維の出入り口です。
緑内障の視神経乳頭は写真Aのようにやや凹んでいます。小児、若年者も緑内障に罹ることはありますが
40歳以上で罹患するケースが多いようで人口の3%以上の方が罹っているといわれています。
Q:眼圧ってなに?
A:テニスボールを手に取ったことがあるでしょう。すぐにへこむ柔らかいもの、ぱんぱんに硬いボールも
あります。この凹み加減が圧力です。目玉を凹ます様に力を加えたその力加減が眼圧なのです。
眼圧が高いとあまり凹まず、低いと凹むので空気を目の表面にあてたり特殊なプリズムレンズを当てて
測ります。正常値は10〜21mmHgです。
Q:血圧と眼圧は関係あるの?
A:眼圧は血圧とは関係なく目の中の水(房水)の産生と排出の量的関係により決定されます。
血圧が高いから眼圧が高いということはありません。
Q:緑内障はどんな症状なの?
A:緑内障初期の自覚症状はほとんど無いといってもよく、痛み、かゆみ、充血などはありません。
眼圧が上昇していてもほとんど無自覚であることが多く知らぬ間に進行してしまうのです。次第に
緑内障が進行してきますと視野がかけてきますので何となく見づらいと感じはじめますが、このときは
かなり視野障害が広くなっている状態です。つまりわずかの視野障害ではほとんど自覚することはないのです。
もっと進行すると見づらさが増し視野の中心部が障害されると視力が下がります。ただ閉塞隅角緑内障という
タイプの緑内障では急に眼圧が上昇しものすごい眼痛、頭痛、吐き気がおこることがあります。
これを急性緑内障発作といいます。
Q:緑内障でみえなくなったら見えるようにならないの?
A:緑内障で失った視野(見える範囲)は回復しないといわれています。だから早期に発見し眼圧を下げ
進行を止めることが一番大切なのです。
Q:どんな治療をするの?
A:眼圧の高いタイプの緑内障ではまず眼圧を下げる目薬で治療を始めます。この目薬はいろいろな種類
があり1種類で眼圧が下がらない場合は多種類をその人にあう様に組み合わせて処方します。一般的には
何種類も目薬をつけても眼圧が下がらない場合は眼圧を下げる内服薬を飲むことになります。
ただこの内服薬にはしびれなどの副作用があり長期に服用できないことがあります。目薬、内服薬、
レーザー等の治療でも眼圧が下がらない場合視野変化をみながら手術をすることになります。
眼圧が正常値のタイプの緑内障(正常眼圧緑内障)でもやはり眼圧をさげる方がよいと考えられているので
眼圧降下の目薬を使います。その上で視神経乳頭という目の神経の出入り口の血流を増加させる目的で
血管をひらく内服薬を使うこともあります。
Q:緑内障にならないようにするにはどうしたらよいの?
A:残念ながら予防措置は現在の段階ではありません。食べ物、テレビの見すぎ、疲れなどとは関係ない
ようです。ですから早期発見、早期治療が緑内障の唯一の予防措置といえるでしょう。40歳以上の方は
年に1回、視力、眼圧、眼底検査を受けることをおすすめします。 |

写真A 緑内障 -視神経乳頭のへこんで
いる眼底写真 |
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